私ごとであるが、10月末日をもって
今の職場から離れることになった。
すべての始まりは、突き動かされた衝動。
自分の環境を出来る範囲でリセットしたかったのだ。
ただ、嫌になって辞める職場ではないので
かなりの後ろ髪引かれる想いもある。
いろんな出会いと別れがあったり
また私の居場所を作ってくれた職場であった。
残務処理でもある最後の棚卸を半年ほど前に
新しく担当になったYさんと遅くまでしていると
通りすがりに皆が声をかけてくれる。
一様にして、私の新しい仕事を応援してくれた人たちだ。
そんな中に、彼女も含まれていた。
やたらと明るい性格が最初は鼻についた。
甲高い声もなぜかイライラの原因だった。
慣れてくると彼女の底抜けの明るさの中に人生の重みの
ようなものを感じるようになった。
いつしか好きな人になっていた。
もちろん、知人としてである。
別れ際に彼女が突然に話しはじめた。
「あなたの癒される雰囲気が大好きでした。
一緒に仕事が出来て良かった。
また、どこかでお目にかかったときには
必ず挨拶しますね。」と
再会があるのかどうか分らない。
でも、あればお茶でも誘ってみよう。
陽だまりの気持ちいい頃に。
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by dekopu
| 2012-10-26 01:40
| 彼女の声


